今まで花の短歌なんて一首もまともなのが作れなかった。
それは俳句にのぼせていたからだ。
最近ちょっと見方が変わった。今年こそは花の短歌を書こう!
そればかりが願いだった。そして書けた。大願成就。
先に待つのは天国か地獄か。。
でも書き続ける。俳句も、そして短歌も。
不知火に花浮かべては埋もれゆく
魂の嘆きと海底(うなぞこ)に行く
燦然と立ち尽くしてる死の夏へ
果てあるさくら生き直してる
燃えているひとひらの花粛々と
ことしは哭くか葬送の白
今日という一度しかなき装いの
ことしもさくら見ればまぼろし