花鏡の幻影日記

徒然日記です。

2019-01-01から1年間の記事一覧

火の鳥14巻Intermissonより

ここで手塚治虫氏はこう説かれています。 なにか人間の想像出来ないエネルギーが生き物という有機物質にだけ吸収されて、 それが「生きる」という現象になるのかもしれないと・・・子ども心に思いました。 生きものが死ねばそのエネルギーははなれて、また空中…

影絵

夕暮れこの町 香りに薫る いま来たこの道 でんでん太鼓 朝の日眩しや まるでまだ夏 天まだ低し 木犀の花

東京

吸い寄せる東京という怪物は 君のいる街六月の薔薇

一日(ひとひ)

最近火の鳥を読んでいる。少しづつ考えながら。 改めて手塚治虫はマンガの神様だと思う。思想の神様でもあると思う。 素晴らしい発想、想像、風刺、創造。 人の情は一日でも疎かに出来ないと思う。最近つくづくそう思う。 一日は遠い。疎かな一日はもっと遠…

みぞれ

私たちは体があって でもって形がないようなものであって 一人でさえ困難につながっているのに こころまでつなげようとするなんて なんて罪深いことなんだと 私は思ったりもするけど… 天から雪が降って来る 最初はガチガチだけど どうしても降り止まないここ…

ときに雷雨

無駄なことと分かっていても やらずには進めないものがある 無駄なことと分かっていても どうしてもやりたいことがある この熱い衝動に このほとばしる情熱に このかきむしる直線に ふれたものだけが分かる何かが隠されている 君は今日何をしたいのか いつも…

いろと過去

光射し雨求めたる紫陽花の 褪せれど過去のいろを探して 枝取りて染めるはさくら桜色 ことなるいろに過去を探して

あじさい

青という涙届かぬ紫陽花は 翳多くして母に手折らる 部屋に挿す影濃き昼の紫陽花は 夜の明かりに満面の青

彼岸

苦しみはどこの空より来るものか ひかりを信じ此岸行く舟

三首

耐えて冬人の想いを受け止めて さくらにこころ朽ちてなお咲く 白黒の土の臭いに誘われて 映画は語るフィルム良きとき 構わんよどうせ永劫なかりせば ひかりの彼岸信じ行く舟

桜二首

過ぎし日の花ひとひらに春の夢 まぶたに朝日散る万の花 夢一つ散るひとひらになかりせば 春はかなしきつつじ咲いてる

嘘ついた僕はこころに嘘ついた 曲がった小春知らぬまつむし ふと考える。こんな醜いこころの嘘で笑ったことあったかい?って。 中也の、「汚れつちまつた悲しみに」のフレーズを超えることは出来ませんね。やはり。。

私は藤の花を見たことが無かった。去年は僅かに地面に落ちた花びらを拾い、とうに散ったのを後に知ることになる。実はこれからだろうと何度も足を運んだが結局見れなかった。去年は桜が早く咲いて散ったように藤もそうだったのだろう。 今年は桜の頃から気に…

花あまた光の画布にくるまれて 目覚めを待てり時捨てるまで

短歌二連詩

真実の言の葉君と交わしたき ますぐなこころ我知るゆえに 去りながら残せし言葉あるとして まごころ一つ託しゆかんか

河津桜。綺麗です。 近くにあります。 デジカメ欲しい~;;