短歌
ここで手塚治虫氏はこう説かれています。 なにか人間の想像出来ないエネルギーが生き物という有機物質にだけ吸収されて、 それが「生きる」という現象になるのかもしれないと・・・子ども心に思いました。 生きものが死ねばそのエネルギーははなれて、また空中…
吸い寄せる東京という怪物は 君のいる街六月の薔薇
最近火の鳥を読んでいる。少しづつ考えながら。 改めて手塚治虫はマンガの神様だと思う。思想の神様でもあると思う。 素晴らしい発想、想像、風刺、創造。 人の情は一日でも疎かに出来ないと思う。最近つくづくそう思う。 一日は遠い。疎かな一日はもっと遠…
光射し雨求めたる紫陽花の 褪せれど過去のいろを探して 枝取りて染めるはさくら桜色 ことなるいろに過去を探して
青という涙届かぬ紫陽花は 翳多くして母に手折らる 部屋に挿す影濃き昼の紫陽花は 夜の明かりに満面の青
苦しみはどこの空より来るものか ひかりを信じ此岸行く舟
耐えて冬人の想いを受け止めて さくらにこころ朽ちてなお咲く 白黒の土の臭いに誘われて 映画は語るフィルム良きとき 構わんよどうせ永劫なかりせば ひかりの彼岸信じ行く舟